zkat’s diary

技術ブログ

2020-01-01から1年間の記事一覧

Google Chromeの中間証明書失効情報(CRLset)を監視するボット

作りました。 twitter.com

ACMEでサーバー証明書を発行するプロセスを理解する

この記事の概要 ACMEについて 進め方 準備 やってみる Get Directory Get nonce Create account この記事の概要 Automatic Certificate Management Environment(ACME)で証明書を発行するプロセスを理解する為のメモ書きです。 ACMEサーバーを実際に立ち上げ…

クライアント証明書による認証があるウェブサイトでCSRF(Cross Site Request Forgery)は発生するか確認する

結論 発生します。 理由 CSRFは、セッション管理の不備を悪用した攻撃だからです。 認証方式として、クライアント証明書を使っていても、その不備を補うことはできません。 CSRF一般の話になりますが、攻撃者は対象のウェブサイトにアクセス権限(クライアン…

異なるTLD(Top Level Domain)間でKSK(Key Signing Key)を共用している

概要 DNSには、応答の完全性を保つために使われるDNSSECという技術があります。 DNSSECで用いられる鍵の一種であるKSK(鍵署名鍵)について、複数のTLD(トップレベルドメイン)間での共用があることを見つけたのでメモします。 調べ方 まず、トップレベルド…

CTログサーバーのAPIをコマンドラインから実行するツールを作った

概要 CTログサーバーのAPIをたたくコマンドラインツールを作りました。 詳細はこちら github.com 理由 CTログサーバーは、RFC 6962に記載されるAPIを提供しますが、 使いやすいデータ構造で結果を取得することができません。 そこで、crt.sh などのウェブサ…

CRLSetsには何が書かれているか

概要 ChromiumならびにGoogle Chromeが証明書の失効状態を確認するために使っているCRLSetsについて、 中身に何が書かれているのか確認してみたいと思います。 Chromeが、OCSP(Online Certificate Status Protocol)やCRL(Certificate Revocation List)を…

MerkleTreeLeafをパースしようとしているけどうまくいかない

概要 Certificate Transparencyで用いられるデータ構造の一つであるMerkleTreeLeafを分解しようとしたのですが、 うまくいかないことがあったのでメモ(雑記)します。解決してません。 MerkleTreeLeafについて CTログサーバーへget-entriesすることで取得で…

CT(Certificate Transparency:RFC6962)の勉強メモ

概要 RFC6962の4.4と4.5に記載される、get-sth-consistencyとget-proof-by-hashという仕組みで何か情報が取れるらしいのだが、 なにに使えるのかよくわからなかったので、調べた結果をめも get-sth-consistencyとget-proof-by-hash RFCにはそれぞれ以下のよ…

UbuntuでOpenSSL1.1.1をソースからビルドしてローカルインストール

概要 タイトルの通り、OpenSSL1.1.1をUbuntuでビルドしてローカルにインスールしたときにやったことメモです 依存ライブラリのインストール 以下の通りPerlのいくつかのモジュールに依存してるらしいので、 インストールします。 $ sudo apt-get install lib…

InfluxdbのContinuous Query

はじめに 測定した生のデータをそのままInfluxDBに貯めて、各種操作をすると重すぎるので適当な時間間隔でデータをダウンサンプリングすることにしました。 公式ドキュメントはこちらです。 docs.influxdata.com Continuous Queryでgroup by timeすることで…